エクサベース AIは、経理部門のさまざまな業務で活用いただけます。本記事は、実務でそのままコピーして利用できるプロンプトをまとめた事例集です。10の活用シーンを順番にご紹介します。
1. 本資料の使い方
本資料に掲載されているプロンプトは、以下の3ステップで簡単に利用できます。
プロンプトをコピーする:各事例の「すぐに使えるプロンプト例」をコピーします。
内容を書き換える:プロンプト内の
【 】部分を、自社の商材やターゲット情報に書き換えます。送信して結果を確認する:AIからの回答を確認し、必要に応じて追加の指示を出します。
2. 実務で使える10のプロンプト活用事例
経理業務の活用シーンに合わせたプロンプト例を順番にご紹介します。
事例1:請求書・領収書のデータ化
受領した請求書や領収書の画像を読み込み、日付・金額・取引先名などの主要項目を抽出。CSV形式で出力し、手入力の手間とミスを大幅に削減します。
プロンプト
添付した請求書の画像から、以下の項目を抽出してCSV形式で出力してください。
■ 抽出項目:請求書番号、発行日、取引先名、税抜金額、消費税額、税込合計金額、支払期限、登録番号
【ここに請求書の画像を添付】
事例2:Excel関数・VBAの作成支援
「こういう集計がしたい」という自然言語の指示で、複雑なExcel関数やVBAコードを作成。非エンジニアでも業務効率化ツールを作成可能にします。
プロンプト
以下の条件でExcel関数を作成してください。
■ データ構造:A列=日付、B列=取引先名、C列=勘定科目、D列=金額
■ やりたいこと:【C列が「旅費交通費」で、A列が今月のデータだけを合計したい】
関数の使い方も簡単に説明してください。事例3:勘定科目・仕訳の推奨
取引内容(摘要)を入力し、適切な勘定科目の候補をAIに提案させます。経験の浅いスタッフの一次判断をサポートし、教育コストを削減します。
プロンプト
以下の取引内容から、適切な勘定科目と仕訳を提案してください。
候補が複数ある場合は、優先順位をつけて理由も説明してください。
■ 取引内容:【取引先との打ち合わせ後、カフェでコーヒー代1,200円を現金で支払った】
■ 会社の規模:【中小企業】 ■ 業種:【IT企業】事例4:財務レポートの要約・分析
月次試算表や決算書の数値データを読み込ませ、経営層向けの要約コメントや、前月比での変動要因の分析案を作成させます。
プロンプト
添付した月次試算表を分析し、経営会議で報告するための要約コメントを作成してください。
■ 出力内容:全体サマリー(3行)、売上の前月比変動要因、注目すべき費用項目の増減、来月への注意点
■ 報告先:【経営層】 ■ トーン:【簡潔かつ客観的に】
【ここに月次試算表のデータを添付またはコピー】事例5:督促メール・支払通知の作成
未入金の取引先に対する督促メールや、支払通知の案内文を作成。相手との関係性に応じた適切なトーンで文面を生成します。
プロンプト
以下の条件で督促メールを作成してください。
■ 取引先:【株式会社〇〇】 ■ 未入金額:【550,000円(税込)】
■ 支払期限:【2025年1月15日】※【10日超過】 ■ 督促回数:【初回】
■ 関係性:【長年の取引先で関係は良好】
■ トーン:【丁寧だが、支払いを促す内容】 件名と本文を作成してください。事例6:経費精算の不備チェック
経費申請のデータと社内規定を照らし合わせ、規定違反の可能性がある申請(上限超過、領収書なしなど)を自動で検出します。
プロンプト
以下の経費申請データを、社内規定と照合してチェックしてください。
■ 社内規定:日当【3,000円/日】、宿泊費上限【10,000円/泊※東京・大阪は12,000円】、
タクシー【終電後または荷物が多い場合のみ可】、接待費【事前承認必要、上限8,000円/人】
■ 経費申請データ:【ここにデータを貼り付け】 規定違反の可能性がある項目を指摘してください。事例7:新法令対応Q&Aの作成
インボイス制度などの新しい税制や法令に関する資料を読み込ませ、社内向けのFAQを作成。従業員からの問い合わせ対応を効率化します。
プロンプト
添付した【電子帳簿保存法】の資料を基に、社内向けFAQを10問程度作成してください。
■ 対象者:【営業部門の社員(経理知識は少ない)】
■ 含める内容:電子保存が必要な書類の範囲、保存方法と期間、違反した場合のリスク、具体的な対応手順
専門用語は避け、わかりやすい表現でお願いします。【ここに資料PDFを添付】事例8:経理マニュアルの作成
新しい会計システム導入時や業務フロー変更時に、箇条書きのメモから構造化された分かりやすいマニュアルを生成します。
プロンプト
以下のメモを基に、新人経理担当者向けの業務マニュアルを作成してください。
■ テーマ:【月次締め処理の手順】 ■ 対象者:【入社1年目の経理担当者】
■ メモ:【毎月5営業日目までに前月仕訳確定、売掛金・買掛金残高確認必須、
固定資産の減価償却計上、経費精算締めは3営業日目、試算表出力して部長報告】
手順を番号付きで整理し、各手順の注意点も追記してください。事例9:監査対応資料の準備
監査法人からの依頼事項に基づき、必要な資料リストを整理したり、回答書のドラフトを作成。一貫性のある回答を効率的に作成できます。
プロンプト
監査法人から以下の依頼がありました。回答のドラフトを作成してください。
■ 監査法人からの質問:【売掛金のうち、回収期限を90日以上超過している債権について、
回収可能性の評価方法と、貸倒引当金の計上基準を説明してください】
■ 参考情報:回収遅延の主な理由【取引先の資金繰り悪化】、引当金計上基準【個別評価で50%計上】
■ トーン:【正式な文書として】事例10:契約書のリスクチェック
取引基本契約書などを読み込ませ、支払サイトや損害賠償条項など、経理・財務リスクに関わる部分を抽出・要約します。
プロンプト
添付した取引基本契約書を、経理・財務の観点からチェックしてください。
■ 確認項目:支払条件(支払サイト、支払方法)、遅延損害金の利率、損害賠償の上限規定、
契約解除時の精算条件、自動更新条項の有無
■ 出力形式:各項目の要約、不利な可能性がある条項( マーク付き)、確認・交渉推奨事項
【ここに契約書PDFを添付】3. 日常業務を効率化するための汎用プロンプト
特定の業務以外でも、日々発生する「手間のかかる作業」をAIに相談することで、活用の幅を広げることができます。
4. 活用のポイント
AIを実務に定着させ、成果につなげるための留意事項です。
まずは真似から この資料のプロンプトをコピーして、真似て試してみましょう。
数字は必ず確認 AIは計算ミスをすることがあります。金額や数値が含まれる出力は、必ず人の目でダブルチェックしましょう。
機密情報に注意 取引先名や金額など機密性の高い情報を入力する際は、社内のAI利用ルールを確認してください。
ぜひ気になった事例から試してみてください。