エクサベース AIは、営業部門のさまざまな業務で活用いただけます。本記事は、実務でそのままコピーして利用できるプロンプトをまとめた事例集です。10の活用シーンを順番にご紹介します。
1. 本資料の使い方
本資料に掲載されているプロンプトは、以下の3ステップで簡単に利用できます。
プロンプトをコピーする:各事例の「すぐに使えるプロンプト例」をコピーします。
内容を書き換える:プロンプト内の
【 】部分を、自社の商材やターゲット情報に書き換えます。送信して結果を確認する:AIからの回答を確認し、必要に応じて追加の指示を出します。
2. 実務で使える10のプロンプト活用事例
営業業務の活用シーンに合わせたプロンプト例を順番にご紹介します。
事例1:初回商談前の企業・業界リサーチ
顧客企業名と提案サービスを入力するだけで、相手企業の基本情報、業界動向、直近のニュース、想定される課題を統合した「商談準備レポート」を自動作成します。
プロンプト
以下の企業との初回商談に向けた準備レポートを作成してください。
■ 訪問先企業:【株式会社〇〇】 ■ 業界:【製造業(自動車部品)】
■ 提案予定のサービス:【生産管理システム】
以下の項目を含めてください:
・企業概要(売上、従業員数、主要事業) ・業界の最新動向と課題
・想定される顧客の経営課題 ・商談で確認すべき質問リスト(5つ)
事例2:商談議事録の要約とネクストアクション抽出
商談の録音データやメモから議事録を作成。決定事項、顧客の課題 (BANTCH情報)、次回までの宿題を自動抽出し、SFAへの入力負荷を軽減します。
プロンプト
以下の商談メモから、SFAに入力できる形式の議事録を作成してください。
■ 商談日:【2025年1月29日】 ■ 顧客:【株式会社〇〇 営業部 田中部長】
■ 商談メモ:【ここに商談のメモや文字起こしを貼り付け】
出力形式:・商談サマリー(3行)・BANTCH情報・決定事項
・当社ToDo(期限付き)・顧客側ToDo(期限付き)事例3:提案資料の構成案 (ドラフト) 作成
手元のメモやRFPを貼り付けるだけで、「誰に・何を・何のために」伝える資料かの設計図を作成。いきなりPowerPointを開く前に構成を固めます。
プロンプト
以下の情報をもとに、提案資料の構成案(スライド構成)を作成してください。
■ 提案先:【株式会社〇〇 情報システム部】
■ 提案内容:【クラウド型勤怠管理システムの導入】
■ 顧客の課題:【紙のタイムカード運用で集計に時間がかかる】
■ プレゼン時間:【30分】 ■ 決裁者の関心事:【コスト削減、働き方改革】
各スライドのタイトルと、伝えるべきポイントを箇条書きで提案してください。事例4:提案スライドの添削とブラッシュアップ
作成中のスライド画像やPDFをアップロードし、「結論が伝わるか」「文字が多すぎないか」といった視点でAIに添削させ、改善案を提示させます。
プロンプト
添付したスライドを、以下の観点で添削してください。
改善すべき点と、具体的な修正案を提示してください。
■ チェック観点:
・結論(メッセージ)が一目で伝わるか ・情報量が多すぎないか
・図解や視覚的な工夫は十分か ・論理の流れに飛躍がないか
【ここにスライドの画像またはPDFを添付】事例5:停滞案件の相談・打開策の検討
「検討します」と言われたまま連絡がない案件などをAIに相談。顧客の「論理」と「感情」の両面から停滞理由を分析し、切り返しトークやメール文面を提案させます。
プロンプト
あなたはベテラン営業マネージャーです。以下の停滞案件の打開策を考えてください。
■ 案件概要:【〇〇システムの提案、金額500万円】
■ 顧客:【製造業、従業員300名、情報システム部長が窓口】
■ 停滞状況:【提案後3週間、「社内検討中」のまま返答なし】
■ 最後のやり取り:【「上に説明してみます」と言われた】
停滞の原因仮説と、具体的な打開アクション(メール文面含む)を提案してください。事例6:顧客社内向けの「稟議書」作成支援
営業視点の提案資料を、顧客担当者が社内で決裁を通すための「稟議書」に変換。「投資対効果」や「経営課題の解決」といった経営層に刺さるロジックで構成します。
プロンプト
以下の提案内容を、顧客が社内稟議を通すための「稟議書」形式に変換してください。
■ 提案サービス:【クラウド型経費精算システム】
■ 導入費用:【初期100万円、月額10万円】
■ 顧客の現状課題:【紙の申請で月40時間の経理工数】
■ 導入効果:【工数80%削減、年間約200万円のコスト削減】
稟議書項目:件名、導入目的、投資対効果、リスクと対策、スケジュール事例7:ロールプレイングとトークスクリプト作成
過去の商談議事録を分析し、次回のヒアリングに向けたトークスクリプトを作成。想定される反論への回答集も準備し、商談の成功率を高めます。
プロンプト
次回の商談に向けて、トークスクリプトと想定問答集を作成してください。
■ 商談の目的:【2次提案で見積提示、導入時期の合意を得る】
■ 顧客の状況:【現行システムの保守切れが半年後に迫っている】
■ 前回の顧客の懸念:【導入時の業務への影響、社員の習熟】
含める内容:・オープニングトーク ・ヒアリング質問(5つ)
・想定反論と切り返し(3パターン) ・クロージングトーク事例8:契約書のドラフト作成と条項チェック
社内の契約書テンプレートと取引条件を入力し、契約書ドラフトを自動生成。また、相手から提示された契約書の不利な条項やリスクをチェックさせることも可能です。
プロンプト
添付された契約書を確認し、当社(売り手側)にとって不利な条項やリスクを
チェックしてください。
■ 契約の種類:【ソフトウェアライセンス契約】
■ 当社の立場:【ライセンス提供側(売り手)】
■ 特に確認したい点:・支払条件と遅延ペナルティ ・解約条件と違約金
・損害賠償の上限 ・知的財産権の帰属
リスクの高い条項を指摘し、修正案を提示してください。【契約書を添付】事例9:見積書・注文書のデータ化 (OCR)
紙やPDFで受領した見積書や注文書の画像を読み込み、明細(品名・数量・単価)をExcel形式のデータに変換します。手入力の手間とミスを削減します。
プロンプト
添付した見積書の画像から、明細データを抽出してください。
■ 出力形式:以下の列を持つ表形式
・No. ・品名 ・数量 ・単位 ・単価 ・金額
■ 追加で抽出してほしい情報:
・見積番号 ・見積日 ・有効期限 ・合計金額(税抜・税込)
【ここに見積書の画像を添付】事例10:営業日報の週次レポート集約
メンバーから提出された毎日の営業日報を読み込ませ、重要案件の進捗、リスク、来週のアクションプラン、数値サマリーをまとめた週次レポートを自動生成します。
プロンプト
以下の営業日報(5日分)を分析し、週次レポートを作成してください。
■ レポートに含める内容:
・今週のハイライト(成果・進展があった案件)
・注意が必要な案件(リスク・停滞)
・来週のアクションプラン ・数値サマリー(商談数、提案数、受注見込み)
■ 出力形式:上長への報告メール形式(簡潔に)【5日分の日報を貼り付け】3. 日常業務を効率化するための汎用プロンプト
特定の業務以外でも、日々発生する「手間のかかる作業」をAIに相談することで、活用の幅を広げることができます。
4. 活用のポイント
AIを実務に定着させ、成果につなげるための留意事項です。
まずは真似から この資料のプロンプトをコピーして、真似て試してみましょう。
対話を重ねる 一度で理想の回答が出るとは限りません。「もっと詳しく」「別の案も」といった追加指示を出し、精度を高めていくことが重要です。
人が確認 AIが出力したものを人間が確認することが重要です。
ぜひ気になった事例から試してみてください。