エクサベース AIは、経営企画部門のさまざまな業務で活用いただけます。本記事は、実務でそのままコピーして利用できるプロンプトをまとめた事例集です。10の活用シーンを順番にご紹介します。
1. 本資料の使い方
本資料に掲載されているプロンプトは、以下の3ステップで簡単に利用できます。
プロンプトをコピーする:各事例の「すぐに使えるプロンプト例」をコピーします。
内容を書き換える:プロンプト内の
【 】部分を、自社の商材やターゲット情報に書き換えます。送信して結果を確認する:AIからの回答を確認し、必要に応じて追加の指示を出します。
2. 実務で使える10のプロンプト活用事例
経営企画業務の活用シーンに合わせたプロンプト例を順番にご紹介します。
事例1:新規事業アイデアのブレスト
自社のリソースと社会トレンドを掛け合わせ、新規事業のアイデアを多数創出します。「収益性×実現可能性」などの軸で評価・選定させることも可能です。
プロンプト
以下の情報を基に、新規事業のアイデアを20個提案してください。
■ 自社の強み:【製造業向けの営業ネットワーク、IoTセンサー技術、データ分析基盤】
■ 注目している社会課題:【人手不足、カーボンニュートラル、サプライチェーン強靭化】
■ 想定市場規模:【年間100億円以上が見込める領域】
提案後、「収益性」「実現可能性」「競合優位性」の3軸で上位5案を選定してください。
事例2:競合調査と市場トレンド要約
業界レポートやニュース記事を複数読み込ませ、要点や脅威・機会をSWOT分析などの形式で整理させます。
プロンプト
添付した資料を分析し、以下の形式でまとめてください。
■ 分析対象:【国内SaaS市場における競合A社・B社・C社の動向】
■ 添付資料:【業界レポートPDF、各社のプレスリリース、ニュース記事】
■ 出力形式:
・市場全体のトレンド要約(3〜5行)
・競合各社の強み・弱み比較表
・自社にとっての機会(Opportunity)と脅威(Threat)
・戦略上の示唆(3点程度)事例3:経営会議の議事録作成
会議音声の文字起こしから、決定事項、保留事項、ネクストアクションを明確に分類した議事録を作成します。
プロンプト
以下の会議の文字起こしから、議事録を作成してください。
■ 会議名:【2025年1月度 経営会議】
■ 出席者:【社長、各本部長、経営企画部】
■ 出力形式:
・会議サマリー(3行程度)
・議題ごとの討議内容の要約
・【決定事項】【保留事項】【ネクストアクション(担当者・期限付き)】を明確に分類
【ここに文字起こしテキストを貼り付け】事例4:中期経営計画の構成案作成
経営目標や重点戦略のメモから、投資家に響くストーリー性のあるプレゼン資料の構成案を構築します。
プロンプト
以下のメモを基に、中期経営計画のプレゼン構成案を作成してください。
■ 計画期間:【2025〜2027年度(3カ年)】
■ 経営目標:【売上高500億円、営業利益率10%、海外売上比率30%】
■ 重点戦略(メモ):【DX推進、新規事業創出、M&Aによる成長加速、人的資本強化】
■ 想定読者:【株主・投資家、社内管理職】
各スライドの見出しと、盛り込むべき内容のポイントを提案してください。事例5:意思決定の「壁打ち」相談
AIに経営コンサルタントやファシリテーター役をさせ、判断に必要な観点を質問形式で投げかけさせることで思考を整理します。
プロンプト
あなたは経営コンサルタントです。私の意思決定を手伝ってください。
答えを出すのではなく、判断に必要な観点を質問形式で投げかけてください。
■ 悩んでいること:
【新規システムの導入について、A案(内製開発)とB案(SaaS導入)で迷っている】
■ 現時点で把握している情報:
・A案:カスタマイズ性は高いが、開発期間2年、投資額3億円
・B案:早期導入可能だが、ランニングコストが高く、機能制限あり
まず、判断するために確認すべき事項を5つ質問してください。事例6:社内アンケートの分析
全社アンケートの自由記述回答から、従業員の満足度や不満の傾向を分析し、優先的に対処すべき課題を可視化します。
プロンプト
添付した従業員エンゲージメント調査の自由記述回答を分析してください。
■ 回答数:【約500件】
■ 分析してほしい内容:
・回答をカテゴリ別に分類(例:人事制度、職場環境、上司との関係、キャリア等)
・各カテゴリの件数とポジティブ/ネガティブの比率
・特に多かった意見のサマリー(各カテゴリ上位3件)
・優先的に対処すべき課題の提言
【ここに自由記述データを添付】事例7:プレスリリース・IR資料の校正
対外的な発表資料に対し、誤解を招く表現や炎上リスクがないか、また誠実なトーンになっているかをチェック・修正します。
プロンプト
以下のプレスリリース案を、リスクチェックの観点から確認してください。
■ チェック観点:
・誤解を招く表現、誇大表現がないか
・株価に影響を与える未確定情報が含まれていないか
・SNSで批判されそうなポイントがないか
・トーンが誠実で一貫しているか
■ プレスリリース案:
【ここにプレスリリース文を貼り付け】
問題点を指摘し、修正案を提示してください。事例8:KPIツリーの作成と要因分析
目標数値を達成するための構成要素を分解し、ロジックツリーを提案させます。改善のためのアクション案も提示可能です。
プロンプト
以下の目標を達成するためのKPIツリーを作成してください。
■ 最終目標(KGI):【年間売上高100億円】
■ 事業モデル:【BtoB SaaS(サブスクリプション型)】
■ 現状の主要指標:【顧客数500社、月額単価15万円、解約率2%/月】
KPIツリーを3階層で分解し、各KPIの計算式と、改善のためのアクション案も提示してください。事例9:業務提携・M&A候補のリストアップ
自社の強みと課題を基に、補完関係にある企業像や選定基準を整理し、検討の初期段階での視野拡大を支援します。
プロンプト
当社の成長戦略として、業務提携またはM&Aの候補となる企業像を提案してください。
■ 当社の事業:【製造業向け生産管理システムの開発・販売】
■ 強み:【国内製造業への販売チャネル、導入実績300社】
■ 課題・補完したい領域:【AI/機械学習技術、海外展開力】
■ M&A予算:【10〜30億円規模】
候補企業の「業種」「規模感」「保有技術/アセット」「シナジーの内容」を整理してください。事例10:社長メッセージ・スピーチ原稿
全社総会などの場面に応じ、社員を鼓舞するトーンや危機感を共有するトーンなど、状況に合わせたスピーチ原稿を作成します。
プロンプト
以下の条件で、社長スピーチの原稿を作成してください。
■ 場面:【2025年度 全社キックオフミーティング】
■ 聴衆:【全社員約500名(オンライン参加含む)】
■ スピーチ時間:【約10分(2,500〜3,000字程度)】
■ 伝えたいこと:【前期の感謝、今期の重点方針(DX加速)、社員への期待】
■ トーン:【前向きで鼓舞する内容、ただし現状の課題認識も共有】
冒頭で聴衆を引き付ける工夫を入れてください。3. 日常業務を効率化するための汎用プロンプト
特定の業務以外でも、日々発生する「手間のかかる作業」をAIに相談することで、活用の幅を広げることができます。
4. 活用のポイント
AIを実務に定着させ、成果につなげるための留意事項です。
仮説構築の相棒に 仮説の幅を広げる起点として活用することが可能です。
対話を重ねる 一度で理想の回答が出るとは限りません。「もっと詳しく」「別の案も」といった追加指示を出し、精度を高めていくことが重要です。
機密情報に注意 経営情報や未公開情報を入力する際は、社内のAI利用ルールを必ず確認してください。
ぜひ気になった事例から試してみてください。