エクサベース AIは、IT・システム・DX部門のさまざまな業務で活用いただけます。本記事は、実務でそのままコピーして利用できるプロンプトをまとめた事例集です。10の活用シーンを順番にご紹介します。
1. 本資料の使い方
本資料に掲載されているプロンプトは、以下の3ステップで簡単に利用できます。
プロンプトをコピーする:各事例の「すぐに使えるプロンプト例」をコピーします。
内容を書き換える:プロンプト内の
【 】部分を、自社の商材やターゲット情報に書き換えます。送信して結果を確認する:AIからの回答を確認し、必要に応じて追加の指示を出します。
2. 実務で使える10のプロンプト活用事例
IT・システム・DX部門の業務の活用シーンに合わせたプロンプト例を順番にご紹介します。
事例1:インシデントログの分析
システム障害やセキュリティアラートのログを読み込ませ、発生傾向や対応時間が長い案件の特徴を分析します。
プロンプト
添付したインシデントログ(CSV)を分析し、以下の観点でレポートを作成してください。
■ 分析観点:発生件数の時間帯別・曜日別傾向、システム別の発生割合、
対応時間が長い(2時間以上)案件の共通点、再発している問題のパターン
■ 出力形式:箇条書きで要点をまとめ、改善提案も含めてください
【ここにインシデントログのCSVを添付】
事例2:トラブルシューティング支援
過去の障害対応履歴やマニュアルをAIに参照させ、エラーコードや現象を入力することで、過去の障害対応履歴やマニュアルから原因の可能性と解決策を提示します。
プロンプト
以下のエラーについて、原因の可能性と解決策を教えてください。
■ エラー内容:【ORA-01555: snapshot too old】
■ 発生システム:【基幹システム(Oracle DB 19c)】
■ 発生状況:【夜間バッチ処理中、大量データ更新時に発生】
■ 環境情報:【UNDO表領域サイズ: 10GB、UNDO_RETENTION: 900秒】
考えられる原因を優先度順に列挙し、それぞれの対処法を説明してください。事例3:VBA・GASの自動生成
自然言語での指示から、業務効率化のためのVBAコードやGoogle Apps Script(GAS)を作成します。
プロンプト
以下の処理を行うExcel VBAマクロを作成してください。
■ やりたいこと:
【Sheet1のA列にある顧客名リストから重複を削除し、
ユニークな顧客名のみをSheet2のA列に転記する。件数もメッセージボックスで表示】
■ 補足条件:空白セルはスキップ、転記先は既存データをクリアしてから書き込み
コードにはコメントを付けて、初心者でも理解できるようにしてください。事例4:ヘルプデスクFAQ作成
問い合わせ履歴を分析して、よくある質問の抽出・要約を行い、回答案を自動生成します。
プロンプト
添付した社内ヘルプデスクへの問い合わせ履歴(過去3ヶ月分)を分析し、FAQを作成してください。
■ 出力形式:
・よくある質問TOP10(件数が多い順)
・各質問に対する回答案(簡潔に3〜5行程度)
・カテゴリ分け(例:PC関連、ネットワーク、アプリケーション、その他)
■ 対象読者:【ITに詳しくない一般社員】 専門用語は避けてください。
【ここに問い合わせ履歴のデータを添付】事例5:簡易Webアプリの作成
要件を伝えるだけで、ブラウザで動作する簡易的なWebツールのプロトタイプ(HTML/CSS/JavaScript)を作成します。
プロンプト
以下の要件で、ブラウザで動作する簡易チェックリストツールを作成してください。
■ 機能要件:
・チェック項目を一覧表示(10項目程度)
・各項目にチェックボックス、チェックすると取り消し線
・全項目チェックで「完了!」メッセージ表示
・リセットボタンで全チェック解除
■ チェック項目例:【サーバー起動確認、ログ確認、バックアップ確認...】
HTMLで出力してください。事例6:システム要件定義書の作成
ヒアリングメモから要件定義書の構成案やドラフトを作成し、矛盾や漏れのチェックも行います。
プロンプト
以下のヒアリングメモを元に、システム要件定義書のドラフトを作成してください。
■ プロジェクト概要:【社内の経費精算システムのリプレイス】
■ ヒアリングメモ:
【・現行システムが遅い、UIが使いにくいと不満多数
・スマホから申請したい・承認フローを柔軟に設定したい・会計システムと自動連携希望】
■ 出力形式:目的、スコープ、機能要件、非機能要件、制約条件の構成で作成
■ 追加依頼:記載内容に矛盾や漏れがあれば指摘してください事例7:SQLクエリの作成支援
抽出したい内容を自然言語で指示することで、複雑な結合処理を含むSQLクエリを自動生成します。
プロンプト
以下の条件でSQLクエリを作成してください。
■ テーブル構造:
・customers(customer_id, name, region)
・orders(order_id, customer_id, order_date, amount)
■ 抽出したい内容:
【2025年1月の注文金額合計が100万円以上の顧客を、金額の多い順にリストアップ】
■ 出力列:顧客ID、顧客名、地域、注文金額合計
■ DB種類:【PostgreSQL】 クエリの解説もお願いします。事例8:レガシーコードの解説
コメントのない古いソースコードを解析し、仕様書の更新に役立つ解説文やデータフローを生成します。
プロンプト
添付したコードを解析し、以下の形式でテキストを作成してください。
■ 出力形式:
・全体概要(このプログラムが何をしているか)
・主要な関数/メソッドの説明(入出力、処理内容)
・データフロー(どのデータがどう処理されるか)
・注意点・改善提案(潜在的なバグや非効率な処理があれば)
■ 対象読者:【このシステムを初めて保守する担当者】
【ここにソースコードを貼り付けまたは添付】事例9:セキュリティ規定の改訂チェック
新旧規定の差分比較を行い、論理的な矛盾やフレームワークに対する不足観点がないかをチェックします。
プロンプト
添付した2つの文書を比較し、以下の観点でチェックしてください。
■ 文書1:【現行の情報セキュリティ規程】
■ 文書2:【改訂案】
■ チェック観点:
・追加された項目、削除された項目、変更された項目の一覧
・改訂案の中で論理的に矛盾している箇所はないか
・ISMSやNIST等の一般的なセキュリティフレームワークと照らして不足している観点
【ここに2つの文書を添付】事例10:RFP(提案依頼書)の作成
導入目的や現状の課題を基に、ベンダー向けRFPの骨子や評価基準の項目リストを作成します。
プロンプト
以下の情報を元に、ベンダー向けRFP(提案依頼書)のドラフトを作成してください。
■ 導入目的:【老朽化した会計システムのリプレイス】
■ 現状の課題:【処理速度が遅い、法改正対応に時間がかかる、他システム連携が手動】
■ 必須要件:【クラウド対応、インボイス制度対応、既存ERPとのAPI連携】
■ 予算規模:【初期費用3,000万円以内、年間保守500万円以内】
■ 導入時期:【2026年4月稼働】
■ 出力形式:目次構成、各章の記載内容案、ベンダー評価基準の項目リスト3. 日常業務を効率化するための汎用プロンプト
特定の業務以外でも、日々発生する「手間のかかる作業」をAIに相談することで、活用の幅を広げることができます。
4. 活用のポイント
AIを実務に定着させ、成果につなげるための留意事項です。
必ずテストする 生成されたコードやSQLは、必ず検証環境でテストしてから本番適用してください。
対話で精度を上げる 一度で完璧な出力は期待せず、追加指示を出して精度を高めていくことが重要です。
機密情報に注意 本番データや認証情報は入力せず、ダミーデータや構造のみを伝えて相談するようにしましょう。
ぜひ気になった事例から試してみてください。