エクサベース AIは、開発部門のさまざまな業務で活用いただけます。本記事は、実務でそのままコピーして利用できるプロンプトをまとめた事例集です。10の活用シーンを順番にご紹介します。
1. 本資料の使い方
本資料に掲載されているプロンプトは、以下の3ステップで簡単に利用できます。
プロンプトをコピーする:各事例の「すぐに使えるプロンプト例」をコピーします。
内容を書き換える:プロンプト内の
【 】部分を、自社の商材やターゲット情報に書き換えます。送信して結果を確認する:AIからの回答を確認し、必要に応じて追加の指示を出します。
2. 実務で使える10のプロンプト活用事例
開発部門の業務の活用シーンに合わせたプロンプト例を順番にご紹介します。
事例1:コードの自動生成・補完
実装したい機能を自然言語で指示し、Java、Python、C#などのコードを生成させます。定型的な処理の記述時間を大幅に短縮できます。
プロンプト
以下の機能を実装するコードを【Python】で作成してください。
■ 機能:【ログイン画面のバリデーション処理】
■ 要件:
・メールアドレス形式のチェック
・パスワードは8文字以上、英数字混合必須
・エラー時は具体的なメッセージを返す
■ 補足:【FastAPIを使用、Pydanticでバリデーション】
コードにはコメントを付けて、使い方も説明してください。
事例2:コードレビューとバグ検出
書いたコードをAIに貼り付け、バグの有無、セキュリティリスク、可読性をレビューさせます。修正案も合わせて提示されます。
プロンプト
以下のコードをレビューしてください。
■ チェック観点:
・バグや論理エラーがないか
・セキュリティリスク(SQLインジェクション、XSSなど)
・可読性と保守性
・パフォーマンスの問題
■ 出力形式:問題点を重要度順にリストアップし、修正後のコード例も提示してください。
【ここにレビュー対象のコードを貼り付け】事例3:ユニットテストコード作成
実装コードを元に、それをテストするためのユニットテストコード(JUnit、pytest等)を自動生成させ、テスト工数を削減します。
プロンプト
以下のコードに対するユニットテストを【pytest】で作成してください。
■ テスト観点:
・正常系(期待通りの入力)
・異常系(不正な入力、境界値)
・エッジケース
■ カバレッジ目標:【80%以上】
テストケースごとにコメントで「何をテストしているか」を明記してください。
【ここにテスト対象のコードを貼り付け】事例4:設計書・仕様書の自動生成
ソースコードを読み込ませ、そこから仕様書やAPIドキュメント(Swagger形式など)を逆生成させます。ドキュメントの陳腐化を防ぎます。
プロンプト
以下のAPIのソースコードから、API仕様書を作成してください。
■ 出力形式:【OpenAPI 3.0(Swagger)形式のYAML】
■ 含める内容:
・エンドポイント一覧
・リクエスト/レスポンスのスキーマ
・パラメータの説明と必須/任意
・エラーレスポンスの定義
【ここにAPIのソースコードを貼り付け】事例5:多言語対応(ローカライズ)
アプリや製品のUIに表示されるテキスト(メッセージ、ラベル)を、英語、中国語などに翻訳します。技術用語の統一も指示可能です。
プロンプト
以下のUIテキスト(日本語)を【英語】と【中国語(簡体字)】に翻訳してください。
■ 翻訳ルール:
・技術用語は統一(例:「保存」→ Save / 保存)
・UIに収まるよう簡潔に
・フォーマルすぎないトーン
■ 出力形式:JSON形式で、キーは日本語、値は各言語の翻訳
【ここに翻訳対象のテキスト一覧を貼り付け】事例6:エラーログからの原因究明
システムが出力した大量のエラーログやスタックトレースを読み込ませ、エラーの根本原因と修正方法の仮説を立てさせます。
プロンプト
以下のエラーログを分析し、原因と解決策を提案してください。
■ 出力形式:
・エラーの要約(1-2文)
・推定される根本原因
・修正方法の候補(優先度順)
・再発防止のための提案
■ システム構成:【Spring Boot + PostgreSQL + Redis】
【ここにエラーログ/スタックトレースを貼り付け】事例7:ユーザーストーリーの洗い出し
開発したいアプリの概要を入力し、必要な機能一覧やユーザーストーリー(誰が、何をしたいか)をリストアップさせます。
プロンプト
以下のアプリについて、ユーザーストーリーと機能要件を洗い出してください。
■ アプリ概要:【社内向けタスク管理アプリ】
■ 主なユーザー:【チームリーダー、メンバー】
■ 必須要件:【タスクの作成・編集・削除、担当者アサイン、期限管理】
■ 出力形式:
・ユーザーストーリー形式(〇〇として、△△したい。なぜなら□□だから)
・優先度(Must/Should/Could)も付けてください事例8:アルゴリズムの最適化
処理が遅いコードを提示し、計算量の削減やメモリ使用量の最適化など、改善コードを提案させます。
プロンプト
以下のコードを最適化してください。
■ 現状の問題:【大量データ(10万件)処理時に30秒以上かかる】
■ 改善目標:【5秒以内に処理完了】
■ 制約:【メモリ使用量は現状の2倍以内に抑える】
■ 出力形式:
・改善前後の計算量(Big O記法)
・改善ポイントの解説
・最適化後のコード
【ここに最適化対象のコードを貼り付け】事例9:製品マニュアルの作成
仕様書や設計情報を元に、エンドユーザー向けの操作マニュアルやヘルプページの原稿を作成させます。
プロンプト
以下の機能仕様から、ユーザー向けの操作マニュアルを作成してください。
■ 対象ユーザー:【ITに詳しくない一般ユーザー】
■ トーン:【丁寧で分かりやすく、専門用語は避ける】
■ 含める内容:
・機能の概要(何ができるか)
・操作手順(ステップバイステップ)
・よくあるトラブルと対処法
【ここに機能仕様書を貼り付け】事例10:タスク分解と工数見積もり
プロジェクトのゴールを入力し、必要なタスク(WBS)の分解と、各タスクの工数見積もりのたたき台を作成させます。
プロンプト
以下のプロジェクトについて、タスク分解と工数見積もりを作成してください。
■ プロジェクト概要:【ECサイトのリニューアル(フロントエンドのみ)】
■ 主な機能:【商品一覧、商品詳細、カート、決済画面】
■ 技術スタック:【React + TypeScript】
■ チーム構成:【フロントエンド3名】
■ 出力形式:WBS形式(大項目→中項目→小項目)、各タスクに工数(人日)と担当ロールを記載3. 日常業務を効率化するための汎用プロンプト
特定の業務以外でも、日々発生する「手間のかかる作業」をAIに相談することで、活用の幅を広げることができます。
4. 活用のポイント
AIを実務に定着させ、成果につなげるための留意事項です。
ペアプロの相棒として AIが書いたコードはレビューをして確認しましょう。理解して取り込むことで学習効果も得られます。
テストは必ず実行 テストの実行をして確認しましょう。
機密コードに注意 社外秘のコードや認証情報を入力する際は、社内のAI利用ポリシ ーを必ず確認してください。
ぜひ気になった事例から試してみてください。